桜田義孝五輪担当相は13日の閣議後の記者会見で、5日の参院予算委員会で答弁に窮したのは「質問の事前通告がなかった」と発言したことを「ご迷惑をおかけしたことを、おわび申し上げたい」と謝罪した。立憲民主党の蓮舫(れんほう)参院幹事長を「れんぽう」と言い間違えたことも謝罪した。

 桜田氏はこの日謝罪した理由を「1回目(9日の記者会見)で謝罪らしきことは言っているが、十分な謝罪ではなかった」と説明。発言の冒頭では予算委の委員長や理事らに「おわびする」としたが改めて対象を問われ「蓮舫さんに対する謝罪と解釈して結構ですし、国民から選ばれた人間としての配慮も欠けているので国民に対する謝罪ということも含めて結構」と述べた。

 桜田氏は予算委での答弁を「通告なしで質問する方がいた。議論の質を高めるためには通告してもらった方がいい」と批判。質問した蓮舫氏は「私は通告している」と反論した。桜田氏は9日の記者会見で「通告が全然なかったと言ったのは事実と若干違う」と発言を撤回したが、明確な謝罪の言葉はなかった。13日の記者会見でも「通告はあったわけですから、もう少し詳しい聞き取りがあればよかった」とも述べた。【円谷美晶】

毎日新聞
11/13(火) 11:18配信
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