桜田義孝五輪担当相は9日の閣議後の記者会見で、参院予算委員会で立憲民主党の蓮舫参院幹事長から受けた質問に関して「事前の通告がなかった」とした自身の発言について、「事実と若干違う」として撤回した。謝罪はしなかった。

 桜田氏は「通告が全然なかったと言ったのは事実と若干違うので撤回をさせていただきたい」と述べた。6日の閣議後会見で、参院予算委(5日)で答弁に窮する場面が目立ったことを問われた桜田氏は「通告なしで質問する方がいた。議論の質を高めるためには通告してもらった方がいい」と批判。蓮舫氏は「私は通告している。(通告を受けて役所から)いただいた資料に基づいて質問した」と反論していた。【円谷美晶】

毎日新聞
2018年11月9日 10時23分
https://mainichi.jp/articles/20181109/k00/00e/010/232000c