沖縄県の玉城(たまき)デニー知事は30日、東京都内で記者団の取材に応じ、県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回の効力を一時停止した国交相の決定について「結論ありきで中身のないものだ。公平性・中立性を欠く判断がされたことに強い憤りを禁じ得ない」と強く批判した。その上で「事前協議が整うことなく着工することや土砂を投入することは断じて認められない」とけん制。第三者機関「国地方係争処理委員会」への不服審査を申し出るなど対抗策を取る考えを強調した。【松本惇】

毎日新聞
2018年10月30日 18時33分
https://mainichi.jp/articles/20181031/k00/00m/010/031000c