【三橋貴明】実質消費の四年連続減少が意味するもの
https://38news.jp/economy/11640
統計的に確認できる二十一世紀に
入って以降、実質消費が四年連続で
下落したのは初めてです。

実質賃金が継続的に低迷している以上、
国民が「貯蓄ではなく、消費を増やそう」
などと思うことはあり得ないのです。

消費税増税の2014年以降、
四年連続で実質消費は
下落していますが、率は
▲2.9、▲2.3、▲1.7、▲0.3です。

すなわち、我々日本国民は2013年と比較し、
実質消費を7%強減らしたということになります。

分かりやすい表現を使うと、
「2013年にパンを100個買っていた日本国民が、
2017年は93個しか買えなかった」
となるわけです。

実質消費が三年以上連続で
下落したのは、今回が初めてです。

その後は、次第に下落幅が
縮まってはいるものの、四年連続の
下落という結果になりました。