沖縄県の玉城デニー知事は16日、就任後初めての県議会に臨み、就任のあいさつで所信を述べた。知事選の争点となった米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関し「新基地建設に反対し、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還を政府に強く求める」と重ねて強調した。

 政府は辺野古移設を推進する方針を変えておらず、対立が続くのは不可避の情勢だ。

 基地問題について「過重な負担の軽減を図るため、基地の整理縮小をはじめ、日米地位協定の抜本的な見直し、米軍による事件・事故など基地から派生する諸問題の解決に全力で取り組む」と述べた。

 子どもの貧困対策などに取り組む姿勢も示した。

共同通信
2018/10/16 11:30
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