真面目な話、今更与党のダメージにもならんだろうが通らなくてよかった。
というのは、証人喚問ってのは国会が国民の方に意見を伺うという機会であって、
刑事裁判ではないし、証人は被疑者ではない。
ましてや直接晒し物にしたり罵声をぶつける人民裁判でもない。

決してそうであってはならない。
そうなれば国民はいつ何時法に依らず処罰されるかわからないという悲惨な状況になる。

野党が行っている事はそれに近い事だ。
仮に官僚としてではなく一国民として通常期待できる程度誠実に答えたなら罰せられるべきではない。
今回仮に事実として虚偽の答弁があったとしてもだ。

仮にこの件でこのレベルで偽証告発されたなら証人喚問は人民裁判と堕したといっても過言ではなかった。
国民の自由はそんなに手軽にアピールや野党への譲歩として扱われていいもんじゃない。
今回たまたま官僚が対象で、事実として平穏に暮らす一国民がたまたまあの場に立たされるという事はまず考えられないが、
だとしても国民の自由というのは尊重されなければならない。
それが嫌なら公務員又は元公務員のみを対象とした別制度でも作るのが順当だが、適切とは言えないな。