■内閣支持、横ばい41%=改造、政権浮揚ならず−時事世論調査

時事通信が5〜8日に実施した10月の世論調査で、安倍内閣の支持率は前月比0.2ポイント増の41.9%、不支持率は同0.5ポイント減の36.1%だった。安倍晋三首相は2日に内閣改造を行ったが、支持率は横ばいとなり、政権浮揚にはつながらなかった形だ。
 日ロ平和条約をめぐり、北方領土問題の解決なしに平和条約交渉を進めるべきかどうかを聞いたところ、「進めるべきだ」37.4%で、「進めるべきではない」47.5%の方が多かった。ロシアのプーチン大統領が先に、前提条件なしの条約締結を首相に提案したが、領土の帰属問題を解決した上で条約を締結するとの日本政府の立場と相いれず、日本側は警戒している。
 内閣を支持する理由(複数回答)は、多い順に「他に適当な人がいない」が20.5%、「リーダーシップがある」10.8%、「首相を信頼する」9.0%など。一方、支持しない理由(同)は、「首相を信頼できない」20.7%、「期待が持てない」16.5%、「政策が駄目」11.4%などとなった。

時事通信社
2018年10月12日
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