安倍首相に“カジノ疑惑”が急浮上だ。米国の調査報道サイト「プロパブリカ」は10日、安倍首相が2017年2月にフロリダ州でトランプ大統領と会談した際、トランプへの大口献金者が経営するカジノ「ラスベガス・サンズ」の日本参入の免許を与えるよう、トランプから強く迫られたと報じた。

 報道によると、ワシントンでの日米首脳会談を終えた2人はフロリダ州パームビーチに移動。トランプ所有の高級別荘「マールアラーゴ」での会合で、トランプがラスベガス・サンズに免許を与えるよう持ちかけた。

 首脳会談に先立ってワシントンで行われた全米商工会議所主催の朝食会に、同社のアデルソン会長も出席。安倍とカジノに関する会話を交わしたという。

 安倍首相は今年7月、国会で「口利きはなかった」とトランプの働きかけを否定。

 一方のアデルソンは最近、株主に対して「我々は日本進出で最も有利な立場にいる」と語っている。

 報道が正しければ、安倍首相はまた国会でウソをついたことになる。

日刊ゲンダイ
2018/10/11 14:50
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