国民民主党はかって日本に存在した 「民主社会党(民社党)」 に
酷似している。
1960年1月、日本社会党の西尾末広、片山哲、水谷長三郎ら右派の
国会議員が活動方針を巡る党内抗争の結果、離党してこの党を結成した。
彼らは当時の政権党である自民党と対峙することよりも、出身母体の
日本社会党との違いを強調することに腐心し、限りなく自民党に
すり寄っていった。その結果、国民からは 「第二自民党」 と認識され、
存在価値を示さないまま、蟻地獄に落ち込んだ蟻みたいにずるずると
深みにはまって議席を減らし、政治の舞台から消えていった。