自民党新執行部が3日、本格始動した。沖縄県知事選での敗北直後なだけに、来年の参院選や統一地方選に向けた党勢立て直しが急務だ。安倍晋三首相が意欲を示す党改憲案の国会提出や、「政高党低」といわれてきた行き過ぎた官邸主導を克服できるかも焦点となる。

 新執行部がさっそく直面しているのが、推薦候補が約8万票差で敗れた9月30日の沖縄県知事選からの立て直しだ。

 「極めて重要な3年のスタートの年に、しっかりとした基盤が築けるように全力を尽くしたい」。党選挙対策委員長に就任した甘利明・元経済再生相は2日の記者会見でそう語り、3日には、前任の塩谷立・元文部科学相から引き継ぎを受けた。まずは21日の那覇市長選など地方選での勝利をめざす。

 沖縄知事選の結果は、来年の参…

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朝日新聞
2018年10月4日8時56分
https://www.asahi.com/articles/ASLB34PTNLB3UTFK009.html