安倍晋三首相は26日夜(日本時間27日午前)、訪問先の米ニューヨークで記者会見し、来月2日に自民党役員人事と内閣改造を行う方針を明らかにした。財務省の不祥事や自身の軽率なふるまいで責任を問われた麻生太郎副総理兼財務相や西村康稔官房副長官を含む4人の続投を明言したが、政権運営の足かせとなる可能性がある。

 首相は会見で「しっかりとした土台の上にできるだけ多くの皆さんに活躍のチャンスをつくる」と述べ、麻生、西村両氏のほか、菅義偉官房長官と野上浩太郎官房副長官も留任させると表明した。

 麻生氏は第2次安倍政権の発足以来、財務省トップの座にある。だが今年に入り、財務省では前代未聞の不祥事が続く。麻生氏の対応は後手に回り、認識の甘さも露呈してきた。

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朝日新聞
2018年9月27日20時37分
https://www.asahi.com/articles/ASL9W5CMGL9WUTFK04L.html