日本のメディアも見習ったらどうだ――。23日の夕食会で、拉致被害者家族からのメッセージをトランプ大統領に伝達した安倍首相は、会談後、「次は私自身が金正恩委員長と向き合っていく」と語った。

 何度も聞いたセリフだ。一体いつ向き合うのか。

 “やるやる詐欺”にしか見えないが、米ワシントン・ポスト紙(23日付)が、この点をチクリと指摘した。
<日本の安倍シンゾー首相は「自ら金正恩氏と会って相互不信の殻を打ち破る」と、何度も“決意”を表明してきた。ところがこれまで、会う“兆し”すら、まったく見えてこない。決意と現実は全く逆である>

 日本の大メディアは突っ込まないが、米紙は安倍首相の“ポーズだけ”を、とっくに見抜いている。米国の読者は、かわいそうな日本国民に同情しているだろう。

日刊ゲンダイ
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