自民党総裁選挙に立候補している石破元幹事長は、台風21号の影響で被害が出た大阪で街頭演説し、災害対応や防災対策に一元的にあたる「防災省」を新設する必要があると改めて訴えました。

この中で、石破元幹事長は、台風21号による浸水被害の影響で関西空港が閉鎖されたことなどに触れ、「何かあったらどうしようではなく、そうならない社会を作る。どこで何があっても、国民が1人も傷つかない社会を平素から作っておかなければならない」と述べ、災害対応や防災対策に一元的にあたる「防災省」を新設する必要性を訴えました。

一方、石破氏は、今回の総裁選挙について「日本をどうするか広く国民に聞いてもらうのが、総裁選挙のはずだが、安倍総理大臣と私が2人で行う街頭演説はほとんどない。こんなおかしな選挙があっていいとは思わない。私は日本がどうあるべきか全身全霊で訴えたい」と述べました。

これに先立って、石破氏は神戸市を訪れ、ぶどう農園や商店街を視察し、試食したり、地元の人たちと意見を交わしたりして、経済を再生させるため、地方創生に取り組む考えをアピールしました。

NHKニュース
2018年9月11日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011625101000.html