宗教化する左派
反安倍教は危険な新興宗教なのかH

龍鶏市立大学日本政治学教授 金日陽



現左派は安倍政権というものを全く見ていません。
悪い側面だけは見ていると言う人がいますが側面という程のものは見ていません。
強いて言うなら真っ暗な部屋でほんの一部だけスポットライトを照らし僅かな事象を上っ面だけ見てると言えます。
なぜ現左派は安倍政権の全体像を見ようとしないのか?
答えは簡単
「嫌いだから」
嫌いだから全てを否定したくなるのです。
アベノミクスの実態は欧米でポピュラーな景気刺激策だと言っても彼らは信じません。
彼らにとってアベノミクスは史上最悪の経済政策でなければならないのです。
失業率の改善も年金運用の大幅なゲインも企業業績の好調もスポットライトの当たらない闇の中だからおどろおどろしい得体の知れない恐ろしいものに感じるらしいです。

反安倍教には当然教祖様がいます。
部屋を暗くしたりスポットライトの位置を調整するのが主な仕事です。
その教祖様が信者に毎日安倍嫌いを反芻させた結果、嫌悪のサングラス越しでしか物事を見ることが出来なくなりそのサングラスは固着され取り外しが出来なくなりました。
扁桃体からはコルチゾールがいつも多量に分泌され心が安定せず攻撃的になったり落ち込んだり忙しい。
法治という先人達が創り上げた叡智を捨て疑惑疑惑で追い詰める中世以前の人治や魔女狩りを是とする風潮を蔓延させました。

古今東西哲学者や高僧がいかに嫌悪と執着を捨て去るかを苦悩しているにも関わらず自己に嫌悪を増幅させることに熱心なのが現左派です。

次回はもう一つの問題「分断」について考えてみましょう。