台湾で初めてとなる慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「わが国政府の立場やこれまでの取り組みと相いれず、極めて残念だ」としたうえで、台湾側に申し入れを行ったことを明らかにしました。

台湾南部で、野党・国民党の協力で設立された地元の人権団体が14日、台湾で初めてとなる慰安婦問題を象徴する少女像を設置しました。

これについて菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「世界各地における慰安婦像の設置・展示は、わが国政府の立場やこれまでの取り組みと相いれず、極めて残念なことだ」と述べたうえで、台北にある日本の窓口機関「日本台湾交流協会」を通じて申し入れを行ったことを明らかにしました。

そして菅官房長官は「慰安婦問題については、政府の考え方やこれまでの取り組みをさまざまな形で国際社会に説明してきている。国際社会からの正当な評価を得るべく、引き続き、努力をしていきたい」と述べました。

NHKニュース
2018年8月15日 11時32分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180815/k10011577391000.html