◆「叩き易き」を叩くだけの空気が蔓延する社会。なぜメディアも検察も「一番大きな疑惑」を追及しないのか
2018.08.13 ハーバービジネスオンライン 菅野完

■なぜ検察もメディアも、「一番大きな疑惑」を徹底追及しないのか?

 しかしこうしてワイドショーや雑誌の誌面を、アメフトとボクシングの話題が埋め尽くしている状況に胸を撫で下ろしているのは、当の文部科学省ではあるまいか。なにせ、7月のうちに2人もの文科省の官僚が逮捕され、それに前後して、2回も東京地検特捜部による強制捜査が実施されているのだ。まさに前代未聞の事態。アメフトもボクシングも話題にならなければ、今ごろこちらのほうが世間の耳目を集めていたであろう。

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 どうも最近、この種の不思議なとが増えすぎている。文科省の接待汚職よりも、悪質ではあり被害者もいることではあるが、所詮は民間の話でしかないアメフトやボクシングの話題に注目が集まるのも不思議だが、文科省の接待汚職を徹底的に調べ上げる東京地検が、接待の様子も見返りの形も明確な加計と安倍に指一本触れようとしないのも不可解だ。

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