安倍晋三首相と中国の李克強首相は、日中平和友好条約調印40周年に当たる12日付で、互いに両国関係改善への意欲を表した祝電を交換した。安倍氏は、5月の李氏来日を高く評価した上で「日中関係が正常な軌道に戻ったことを大変うれしく思う」と記した。

 この条約に関する日中首相間の祝電交換は、30周年を迎えた2008年に当時の麻生太郎首相と温家宝首相が交わして以来。安倍氏は祝電を通じて「手を携えて協力を深め、国際社会が直面する諸課題の解決に貢献し、期待に応えたい」と呼び掛けた。

 李氏も自らの訪日の成果を「中日関係を再び正常な発展の軌道に戻すことができた」と強調した。

共同通信
2018/8/12 04:31
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