来月の自民党総裁選挙への立候補の準備を進める石破元幹事長は、総裁選挙後の人事について「『冷や飯を覚悟しろ』などというのはパワハラだ」と指摘し、挙党態勢を構築すべきだという考えを示しました。

石破元幹事長は8日夜、静岡県袋井市で講演し、自民党総裁選挙のあとの内閣改造や党役員人事について「『終わったあとは干してやる』とか、『冷や飯を覚悟しろ』などというのはパワハラで、自民党はそんな政党ではなかったはずだ。みんな同志なのだから、終わったら『冷や飯』もなにもあったものではない」と指摘しました。

そのうえで、「来年は統一地方選挙や参議院選挙があり、総裁選挙が終わったら1本になってやっていかないと国民のためにならず、パワハラはもってのほかだ」と述べ、総裁選挙後は敗れた陣営も含め挙党態勢を構築すべきだという考えを示しました。

NHKニュース
2018年8月8日 22時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180808/k10011569931000.html