LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人たちについて、自民党の杉田水脈衆議院議員が月刊誌で「『生産性』がない」という考えを示したことをめぐり、自民党は、関係者への配慮を欠いた表現があったなどとして、今後、十分に注意するよう杉田氏を指導しました。

これについて、立憲民主党の枝野代表は記者団に対し「遅きに失したと言わざるをえない。これを受けて、杉田氏が撤回したりおわびしたりするのかが問題だ。自民党は注意するだけでなく、党としての認識を統一し徹底する努力が欠かせない」と述べました。

また、枝野氏は自民党の谷川とむ衆議院議員が同性愛について「趣味みたいなものだ」と発言したことに対し「杉田氏の発言と相次いでおり、自民党の体質として少数者の人権をないがしろにしていると言われてもしかたがない。党として、きちんとした姿勢と見解を示すべきだ」と述べました。

NHK政治マガジン
2018年8月2日
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/7261.html