◆自民 公明が参院の経費節減策検討 定数6増に理解求める
2018年7月26日 4時40分 NHK

参議院選挙の1票の格差を是正するための改正公職選挙法の成立を受け、自民・公明両党は、定数を6増やすことに国民の理解を得ようと、参議院の経費節減策を検討することになりました。

参議院選挙の1票の格差を是正するため定数を6増やすなどとした改正公職選挙法は、先の国会で自民・公明両党の賛成多数で成立し、来年夏の参議院選挙から適用されます。

自民・公明両党は定数を増やすことに国民の理解を得るためには、参議院の経費節減を進める必要があるとして、来週、作業チームを設けて具体策の検討を始めることになりました。

作業チームでは、国会議員に配る文書のペーパーレス化や業務の外部委託の拡大などを検討していくことにしています。

一方、公明党内では国会議員の給与にあたる歳費や委員長への手当などの削減を検討すべきだという意見もあるため、作業チームで協議が行われる見通しです。

参議院によりますと、来年夏の選挙で定数が3増えると、経費が年間2億円余り増えるということで、自民・公明両党は年内に具体策をまとめ、来年度の予算案に反映させたい考えです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180726/k10011549281000.html