西日本を中心とした記録的な豪雨で大きな被害を受けた愛媛県の中村知事が、25日、皇居を訪れ、天皇皇后両陛下に被害の状況などを説明しました。

愛媛県の中村知事は、午後1時に坂下門にタクシーで到着し、歩いて皇居に入りました。

そして、両陛下のお住まいの御所の応接室で、被災現場の写真を示しながら、およそ40分にわたって豪雨災害の被害状況や県の対応について説明しました。

知事によりますと、両陛下は熱心に聞き入り、被災した人たちの生活の状況や、果樹栽培などの産業への影響を心配し、復興に向けた課題についても尋ねられたということです。

そして、「暑さに負けずに頑張ってください」と言葉をかけられたということです。

説明を終えた中村知事は、「両陛下は、一つ一つの状況についてわがことのように心配されていて、本当にありがたく思います」と話していました。

両陛下は、来月2日に広島県の湯崎知事と岡山県の伊原木知事からも被害の状況などについて説明を受けられることになっています。

また、現地の状況も見ながら、ことし秋ごろ、今回の豪雨災害の被災地を訪れ、被災した人たちを見舞われる方向で、検討が始められているということです。

NHKニュース
2018年7月25日 17時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180725/k10011548601000.html