私大支援事業を巡り受託収賄容疑で文部科学省の前局長佐野太容疑者(59)が逮捕された事件で、東京地検特捜部が、佐野容疑者がトップを務めていた大臣官房の幹部らを任意で事情聴取したことが23日、関係者への取材で分かった。佐野容疑者が「当時官房長だった自分に事業の対象校選定の職務権限はなかった」と容疑を否認していることから、権限の範囲を確認したとみられる。

 特捜部は勾留満期の24日、受託収賄罪で佐野容疑者を起訴する。同容疑者の息子を不正に合格させたなどとして、贈賄罪で東京医科大の臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛前学長(69)を在宅起訴する。

共同通信
2018/7/23 18:04
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