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○中尾政府参考人 お答えいたします。本件土地に関するいわゆる瑕疵と申しますものは、大きく二つございます。

一つは、森友学園に貸し付けた後、森友学園がいわゆる有益費で除去いたしました一億三千万円相当分でございますけれども、
これは実は国土交通省の方で既に平成二十二年当時の調査でわかっておった瑕疵でございます。
これは、土壌汚染でございますとか浅い部分までのコンクリートがら等の埋設物でございます。

この状況は、平成二十四年当時の大阪音大とのやりとりの中でもお互いわかっておった事実でございます。そこがわかった上で七億、その分を差っ引いても五億八千万程度ということでございまして、
時価がそれより高いと想定されましたので、大阪音大の方で要望を取り下げられたという経緯でございます。
○石関委員 その一次的な瑕疵は承知の上で取引をしようと思ったけれども、結局、買いたいという方がお金が足りなくてやめますということで売却できなかったということですか。
ただ、そういう交渉もしていたので、そこの部分は空港会社に移管をしないでそのまま国が保持することになった、こういうことですね。

○佐藤政府参考人 お答え申し上げます。
新関空会社の承継という観点からは、今御指摘のとおりでございます。

要するに、大阪音大が提示した額が想定時価に比べて安かったため、売却できなかったというだけのことである。
この時の想定時価は上記答弁では明確にされていないが、約9億円超であったことが報道により明らかになっている。