https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-25/PAUVL26TTDS101

米朝首脳会談後に行われた世論調査で、安倍晋三内閣の支持率が軒並み上昇傾向にある。日本経済新聞とテレビ東京が週末に行った世論調査では5割台に乗せ、支持が4カ月ぶりに不支持を上回った。

 菅義偉官房長官は25日の記者会見で、内閣支持率について「一つ一つの動きに一喜一憂することは考えない」と述べた。その上で、今後の政権運営に関して「経済の好循環を確実なものにし、賃金上昇と景気回復の波を全国に広げると共に国際社会と連携して北朝鮮問題にしっかり対応し、国民の安全安心を確保したい」と語った。

  日経とテレビ東京が22日から24日に行った調査で、内閣支持率は5月下旬の前回調査から10ポイント増の52%、不支持率は5月の53%から42%に下がった。毎日新聞が23、24両日に実施した調査でも支持率は5月の前回から5ポイント増えて36%となった。不支持率は40%で同8ポイント減ったものの、4カ月連続で支持を上回った。

  このほか、共同通信、読売新聞、朝日新聞、産経新聞・FNNが会談後に行った調査でも内閣支持率は上昇。共同と読売では支持が不支持を上回った。