(沖縄 23日 中央社)沖縄を22日から訪問中の李登輝元総統(95)は23日、糸満市内のホテルで講演し、
過去10年来活発な海洋進出を進めてきた中国について、アジア最大の不安要素だとしてその覇権主義を厳しく批判した。

日台親善団体の日本台湾平和基金会(那覇市)と日本李登輝友の会(東京都)による歓迎夕食会で述べた。
また、地域の安定や繁栄を維持するには、「専制的な独裁国家」の脅威に積極的に立ち向かわなければならないと指摘。
日台をはじめ、平和を愛する国同士の連携を呼び掛けた。

今回の沖縄訪問は、李氏にとって総統退任後9度目、2016年7月以来の訪日となる。
24日には糸満市で開かれる台湾出身戦没者の慰霊顕彰祭に出席する。
慰霊祭では、李氏が揮毫(きごう)した「為國作見證」(国のために証人となる)と刻まれた記念碑の除幕式も行われる。25日に台湾に戻る予定。

中央社フォーカス台湾

http://japan.cna.com.tw/news/achi/201806230006.aspx
2018/06/23 20:37