本屋にあったんで、立ち読みしてみますた。

まずは「日本のリベラルは世界のリベラルから脱落しかかっている」との論。
↑いや、日本のリベラルは初っ端から世界基準とは異質なモノでしょう。

続いて「リベラルのほうが社会的・経済的に成功しやすい」との論。
↑これは正しい。ヤツら、排他的金持ちクラブを作ってメンバーを選別してるから。

ここで「保守とリベラルは生得的に傾向が決定づけられている」との論。
↑こりゃ眉唾だな。各年代の保守・リベラル性向の調査が根拠とされてるが、
 人の思想なんて左右転向を繰り返すもんだろ。追跡調査をやれよ。

最後に「保守・リベラルは遺伝によって各人のDNAに組み込まれている」との論。
↑もう妄想の域。「すべてエビデンスによって裏付けされている」とか大見得切ってたのに、
 「遺伝は様々な遺伝子による複雑な作業なので解明されていない分野が多い」って
 いきなり「エビデンス無し」を認めちゃってるし。卓袱台返しもいい加減にしろ。

結論。「朝日ぎらい」というタイトル自体が不適切。羊頭狗肉。読む価値ナシ。以上。