ひさしぶりにリアリティーのある、人間くさいスクープを読んだ。
ここで会話してよいのは、月刊文藝春秋の記事を読んだ人間だけ。

小池が自信満々に公表した「卒業証明書」に何て書いてあるか、
どうしてどのマスコミも確かめようとしなかったんだろうねw

かつて、新聞に「カイロ大卒業」とフェイクを書かせた時も、
記者が裏取りを行わなかったから、既成事実化してしまった。

「誰でも確かめればすぐにバレる嘘」ほど、
誰も「まさかそんな嘘はつかないだろう」と確かめない。
学歴を詐称・偽造する人間はそこにつけ込む。

政治家のレベルは、国民のレベルの写し鏡だと言われるが、
都知事選の経歴詐称の時効まで、あと1年。
この国からまともな政治が失われて久しい今、
この問題を国民ひとりひとりがどう判断し、連帯できるかが
今後の日本を占う試金石となるだろう。