新潟知事選、与党に安堵感 野党「責任は極めて重い」
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 新潟県知事選で自民、公明両党が支持した候補の勝利を受け、与党は終盤国会での主導権を握り、来年の参院選に向けた弾みとしたい考えだ。
地力の差を突きつけられた立憲民主党など野党は、戦略の練り直しを迫られる。

 自民党本部には10日夜、二階俊博幹事長ら幹部が集結。与党系候補の当選確実の一報が入ると、喜びの声が上がった。二階氏は記者団に「今後の政権運営に全力を尽くし、盛り上げていきたい」と話し、
安倍晋三首相の総裁3選について、「いい風が吹いてきたということを判断して間違いない」と踏み込んだ。

 党幹部からは「投票率が上がって勝ったことは大きい」「政権運営もやりやすくなる」との声が相次いだ。
一方、公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「国政への非常に厳しい風を感じた。安倍政権が信任されたというものではない」と引き締めを図った。

 参院選を見据え、野党6党・会派で一致して臨んだ野党には「普通なら勝てる」(立憲幹部)との手応えがあっただけに、衝撃も小さくない。
国民民主党の大島敦選挙対策委員長は党本部で記者団に「一丸となって取り組んできた選挙。私たちの努力が報われなかったことに対する責任は極めて重い」と述べた。