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IR法案 衆院採決めぐり与野党対立 協議継続へ
2018年6月8日 0時35分

カジノを含むIR・統合型リゾート施設の整備に向けた法案を審議している衆議院内閣委員会の理事懇談会で、与党側が、8日に採決したいと提案したのに対し、野党側は、審議が不十分で認められないと反対して折り合わず、引き続き協議することになりました。
カジノを含むIR整備法案を審議している衆議院内閣委員会は、7日午後、理事懇談会を開き、今後の審議日程を協議しました。

この中で、与党側は、「これまでの審議で議論は深まってきている」として、8日に質疑を行ったうえで採決したいと提案しました。

これに対し、野党側は、質疑に応じる考えを示す一方、「審議は不十分で国民の理解は得られていない」と採決には反対して折り合わず、引き続き協議することになりました。

与党側は、8日にも委員会で採決に踏み切る構えを見せていますが、野党側は、拙速な採決は認められないとして内閣委員長の解任決議案を提出することも検討していて、与野党の駆け引きが活発化しています。
立民 阿部氏「採決の提案はとんでもない」
衆議院内閣委員会の野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の阿部知子氏は記者会見で、「私たちは50時間の審議時間を要求しており、あす審議しても18時間余りだ。極めて短時間であり、採決の提案はとんでもない」と述べました。