自民党が作成した参院選挙制度の改革案はおよそ「改革」とは呼べない。人口減の時代に定数を増やすのも、
有権者の理解を得られまい。直ちに撤回して再検討すべきだ。
別枠をいまの比例の範囲に取り込むと、有力支持団体の組織内候補の当選枠が減るので、定数をその分だけ
増やすそうだ。実現すれば自民党は現行制度と比べ、自動的に2議席増となる可能性が高い。
こんな露骨な党利党略は聞いたことがない。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO31296020R00C18A6EA1001/


参院の選挙制度改革の本来の目的を忘れたのではないか。党利党略の改正内容では、世論の理解は得られまい。
自民党が、選挙区選の「合区」であふれた候補を救済する意味合いが強い。
合区対象県の議員からは「地方の声が届きにくくなる」との声が出ていた。自民党案は、こうした不満を抑える
思惑があり、「お手盛り」との批判は免れまい。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20180603-OYT1T50096.html