クルーグマン:予想どおりうまく行かなかった

教授は「量的緩和はインフレを『目標に戻す』」と思っていなかったのだという。

「金利がゼロ近傍にある場合については、多少なりとも標準的なマクロ経済モデルが存在した(IS-LMによるモデル)。
このモデルの示したこと・示していることは:
(a) こうした条件では金融政策は効果を失う。
(b) 財政乗数は正で大きい。特に緊縮は経済を収縮させる。」

クルーグマン教授が1998年の時点で指摘していた流動性の罠のことである。
そして、各国の量的緩和が成功しなかったことで、自分の理論が立証されたと主張している。
成功しなかったのは政策決定者の責任なのだという。
政策決定者が(a)金融政策だけでなく(b)財政政策も採用していたら成功していたはずだといいたいのだ。
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