加計学園が出した「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思う」とのコメントに、野党からは疑問の声があがった。

沖縄県宮古島市を訪れていた立憲民主党の枝野幸男代表は26日夜、「常識的にあり得ないようなむちゃな言い訳」と指摘。国民民主党の玉木雄一郎・共同代表も、大阪市で「うその上塗りのような気がしてならない。ここまでして総理の発言とのつじつまを合わせなければならないのか」と語った。

 ただ、学園のコメントが事実だった場合でも、大きな問題をはらむ。学園が今治市や愛媛県に対して獣医学部新設の働きかけを行う中で、架空の話を持ち出していたことになるからだ。

 枝野氏は「仮に(コメントが)本当だとしたら、総理の名前をかたって県や市をだました。それはもう犯罪的な話だ」と述べた。

朝日新聞
2018年5月26日21時00分
https://www.asahi.com/articles/ASL5V67G4L5VUTFK00B.html