森友学園への国有地売却をめぐり、財務省が学園側との交渉記録を廃棄していたことに対し、与党幹部からは厳しい批判や速やかに経緯を明らかにするよう求める意見が出されました。

このうち、自民党の竹下総務会長は記者会見で「正直に言って腹が立つ。『ない』と言っていたものが出てきただけではなく、答弁に合わせて削除しようとしたのは役人としての誇りを捨てたということだ。猛省どころではなく猛省の3乗くらいしてもらわないと、とても間に合わない」と批判しました。

また、公明党の北側中央幹事会会長は「決裁文書を改ざんしたり、廃棄を指示したりしていたのはとんでもない話であり、許されてはならない。なぜそうしたことが行われ、誰が指示したのか、きちんと明らかにするようさらに調査してもらいたい」と指摘しました。

そのうえで、北側氏は麻生副総理兼財務大臣の責任について「調査がそれなりになされたところで、当然、そうした問題は出てくるだろうなと思っている」と述べました。

NHKニュース
5月24日 14時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450671000.html