◆森友問題 籠池被告 起訴内容のほとんどを否認へ
5月24日 4時26分 森友学園問題

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180524/k10011450091000.html (動画)

「森友学園」をめぐって、国などから補助金をだまし取ったとして起訴され、23日に保釈決定を受けた籠池泰典前理事長が、今後の裁判では、誤った申請で必要以上の補助金を受けたものの、だます意図はなかったなどとして、起訴内容のほとんどを否認する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

森友学園の前の理事長の籠池泰典被告(65)と妻の諄子被告(61)は、大阪・豊中市で進めていた小学校の建設工事に対する国の補助金や、大阪・淀川区の幼稚園に対する大阪府や大阪市の補助金など合わせて1億7000万円余りをだまし取ったとして、詐欺などの罪で起訴されました。

2人には23日、裁判所から保釈を認める決定が出されましたが、検察が保釈に反対する準抗告の手続きを行い、裁判所が改めて判断することになっています。

籠池被告は、当初はほぼ黙秘していましたが、その後の関係者への取材で、今後の裁判では、障害のため支援が必要な子どもの数などを誤って申請した結果、必要以上の補助金を受けたものの、だます意図はなかったなどと、起訴された内容のほとんどを否認する方針を固めたことがわかりました。諄子被告は全面的に争う方針だということです。

2人については、裁判を前に争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が進められていますが、裁判の日程はまだ決まっていません。