河野太郎外相は訪問先のアルゼンチンで21日(日本時間22日)、一部メディアの外交報道に関し「残念ながら、何かあるとすぐ『北朝鮮』、何かあるとすぐ『拉致問題』(と書く)。大事かもしれないが、それ以外の部分がある」と記者団に述べ、不満を表明した。

 前訪問国のブラジルでの自身の演説に関し、北朝鮮に言及したくだりを見出しに取った共同通信記事などを踏まえた発言。河野氏は、記事が中南米諸国との協力に触れた箇所を中心に取り上げていないとの認識を示し「北朝鮮に触れると、見出しも『北朝鮮』というのはいかがなものかと正直思っている」と述べた。

http://www.sankei.com/smp/politics/news/180522/plt1805220048-s1.html