https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00010002-huffpost-soci

単独インタビューに応じた

「柳瀬(唯夫元首相秘書官)さんは気の毒。安倍さんというむちゃくちゃな政治家をかばうために人間としても公務員としてもあるまじき姿を晒している」ーー。
前文科省事務次官の前川喜平さんが、ハフポストの単独インタビューに応じた。自身の告発からさらに進展があった加計学園問題をどう見ているのか。問題の焦点は「国会で繰り返される嘘」にある。
「加計厚遇」はっきり

前川さんは加計学園の獣医学部新設をめぐり、官邸からの働きかけがあったと告発したことで「渦中の人」となり、問題が動くたびにその言動が注目されてきた。
前川さんは加計学園の獣医学部新設をめぐり、官邸からの働きかけがあったと告発したことで「渦中の人」となり、問題が動くたびにその言動が注目されてきた。

朝日新聞がスクープした愛媛県文書には、柳瀬元秘書官が加計学園、愛媛県関係者に2015年4月2日「本件は、首相案件」と発言したとされる記述がある。

前川さんはこの日付を重視する。安倍首相は「腹心の友」と呼ぶ加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園の獣医学部新設について、「2017年1月20日に初めて知った」と答弁しているからだ。

《柳瀬さんが国会で答弁すればするほど、加計学園が特別待遇であることがはっきりしたと思います。2015年に加計学園とだけ総理秘書官が3回も会っている。これはどう考えても厚遇です。

その理由も「外の話が聞けなくなった。だんだん自分は世の中からずれているんじゃないかと強く思い、できるだけ外の方からアポイントがあれば時間が許す限りお会いするようにしていた」というもの。

首相秘書官が誰とでも会うなんて、こんなことありえない。柳瀬さんはまったく成り立たない説明をしています。加計学園と会うのが特別ではないというために、こんな説明をしないといけないのはおかしいですよ。

これは総理のお友達だから会っているに決まっているわけです。それはなんのためかと言ったら、獣医学部を作るためですよね。それはわかりきっていること。

それ以上に問題なのは、柳瀬答弁、総理答弁を聞いていても愛媛県文書に対する反証ができていないということです

反証ができず、愛媛県文書が事実だとすると、これまでの安倍さんの答弁、柳瀬さんの答弁と矛盾することがたくさんでてくる。》

(略)