■吉川元・社民党幹事長(発言録)

 安倍政権が続くと社会が壊れていくんじゃないかと、そんな思いでいっぱいだ。いま、政府や与党が国会で行っていることが社会全体で行われれば、どんなことが起こるのか。

例えば、厚生労働委員会。(働き方改革関連法案をめぐる厚労省の労働時間調査で)2割のデータがでたらめだった。残り8割は大丈夫だから審議を続けましょうと。

 「ぺヤングソースやきそば」は、一個の製品の中に虫が入っていたからといって、すべての商品を回収した。そして、半年間にわたってなぜこれが起こったのか原因をしっかり追及し、再発防止をした。もし、いまの(政府・与党の)ようなことやっていたら、我々は安心してカップ焼きそばを食べられなくなる。

 いま世間を騒がしているアメリカンフットボールの(悪質なタックル)問題。何か少し似ていると思いませんか。上の言うことは絶対。指示をしたかしていないか。そして公の場に出て説明をしない。さらにはトカゲのしっぽ切り。非常に似たような構造が社会のあちらこちらで起こっている。そのおおもとはここにあるんです。我々はしっかりと一致団結して、この政権を倒さなければいけない。(国会内での野党合同集会で)

朝日新聞
2018年5月18日15時48分
https://www.asahi.com/articles/ASL5L52L1L5LUTFK00N.html