ことし秋の自民党総裁選挙への立候補に意欲を示している、石破・元幹事長は、11日、大阪を訪れ、党の大阪府連の議員らと、串カツを食べながら懇談しました。和気藹々とした中にも、“あの人”に対する強い対抗意識をのぞかせました。

「大阪って、私はその近くの鳥取(の選出)なもんですから、大阪にもよく来てましたし、いまは年20回は来ているのですが、ちっとも串カツなど食べたことがない。ちっともたこ焼きというものを食べたことがない。一度でいいから食べたいということになって、それを聞き届けて頂いた結果、こういうことになりました」
大阪では、ことし2月に、石破氏が率いる派閥のセミナーが1000人規模で開かれたのに続き、4月には大阪府連の集会が開かれ、安倍総理大臣が出席しました。

「なにかに大阪府連も大変だと思います。私が来ると、すぐ総理がご登場になるようなことで。なんでこういうことになるか、私はわからないが、何にしても、みんなこの自民党をどうしていこうかという思いの集まりなのだと思います。野党がダメだから自民党支持が高いではしょうがない。『自民党が野党よりマシだからいいよね』ではなくて、『自民党がいいから自民党だ』って選んでもらわないと、それは本当の実力にはならない」

NHK政治マガジン
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