右足を骨折した共産党の志位和夫委員長は10日、患部にギプスをつけ、車いすで衆院本会議に出席した。

 記者会見では、見学者用エレベーターを使うなど「回り道」を余儀なくされたとして「国会をもっとバリアフリーにしていくことが大事だ」と語った。その上で「もっと重要なのは政治的なバリアー。隠蔽(いんぺい)、改ざん、捏造(ねつぞう)。これこそ最優先でフリーにすべきだ」と力説した。

 志位氏は6日、自宅近くの公園内を散歩していた際、路面のでこぼこにつまずき、右足くるぶしを骨折。全治1〜2カ月と診断された。「当面は用心して車いすで行動する」と説明する一方、野党共闘への影響を問われると「ありません」ときっぱり否定し、足並みをそろえていく意向を強調した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180510-00000060-jij-pol