野党19日ぶり国会審議復帰へ 「加計学園」「働き方」で論戦
5月8日 4時17分加計学園問題
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180508/k10011430091000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180508/K10011430091_1805072307_1805080417_01_02.jpg

国会審議を欠席していた立憲民主党などは、19日ぶりに、8日から審議に復帰することになりました。
与党側は、働き方改革関連法案などの審議を着実に進める方針なのに対し、野党側は、加計学園の獣医学部新設などをめぐり政府への追及を強める考えで、再び激しい論戦が展開される見通しです。

行政をめぐる一連の問題を受けて、野党側が先月20日から審議を欠席している事態の打開のため、
自民党と立憲民主党は7日、加計学園の獣医学部新設をめぐり、10日にも柳瀬元総理大臣秘書官を参考人招致することや、
来週14日に衆議院予算委員会で集中審議を行うことなどで合意し、野党側は、8日から審議に復帰することになりました。

与党側は、柳瀬氏の参考人招致に合わせて、国家戦略特区諮問会議のワーキンググループの八田座長も招致し、獣医学部新設に至る手続きが適正だったことを明らかにしたい考えです。
また、来月20日の国会の会期末を見据えて、最重要法案と位置づける働き方改革関連法案などの審議を着実に進める方針です。

これに対し、野党側は、柳瀬氏が加計学園の関係者との面会を認める方向で調整していることを踏まえ、「
加計学園ありき」で手続きが進められたのではないかとして、過去の国会答弁との整合性などについて政府への追及を強める考えです。

さらに、働き方改革関連法案について、高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す制度が盛り込まれるなど問題が多いとして、
8日にも対案を提出し、徹底した審議を求めていく方針で、再び激しい論戦が展開される見通しです。