北朝鮮による拉致被害者全員の即時一括帰国に向け、米政府に協力を訴えるため訪米した横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の弟、
拓也さん(49)と田口八重子さん(62)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(41)らが6日午後、米国から成田空港に帰国。

拓也さんは「米政府のキーマンが拉致を十分理解していた。進展に期待しつつ、全員帰国に向けた外交交渉を注視したい」と話した。

 2人は救う会や超党派拉致議連とともに先月30日から訪米し、トランプ大統領側近の高官や国務省、国防総省の幹部らと面談した。
トランプ氏が被害者帰国への尽力を公言する中、高官らは日本と連携しつつ、近く開催予定の米朝首脳会談で北朝鮮に解決を強く迫ることを約束した。

 米朝交渉への期待とともに、将来的な日朝間の直接交渉を見据え、
拓也さんは「全員帰国が果たされるまで、安易な制裁緩和は止めてもらいたい」と話し、

飯塚さんも「核・ミサイル問題があるが、日本は被害者帰国が最優先。それが実現されない限り、譲らないでほしい」と強調した。

http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180506/plt18050617580006-n1.html