「ポスト安倍」の1人と目される自民党の岸田政務調査会長は、ことし秋の総裁選挙への対応について、今の国会の閉会後に判断するとしたうえで、政策の議論を通じて、ほかの派閥との連携を模索していきたいという考えを示しました。

自民党の岸田政務調査会長は、訪問先のベトナムで記者団に対し、ことし秋の自民党総裁選挙への対応について「今は国民の信頼回復に努めるため、政府・与党が一体となって後半国会の議論に集中しなければならない。総裁選挙への対応の判断は、そのあとにすべきだ」と述べ、今の国会の閉会後に判断する考えを示しました。

また、岸田氏は「政策について、われわれが日頃から考え方を明らかにし、ほかの派閥に評価や共感を持って見てもらえることは大変ありがたいことだ。共有できる認識は何なのか、現実的な議論をすることは大事だ」と述べ、総裁選挙に向け政策の議論を通じて、ほかの派閥との連携を模索していきたいという考えを示しました。

NHKニュース
5月5日 16時45分
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