竹信氏「先ほどから、どうしてこんなにひどい政権に3割もの支持がいまだにあるのかということを皆さんがおっしゃっていました。
選挙制度のせいもありますし、いろんな問題点がたくさんあると思いますが、私、思うのは憲法9条について、
もっと幅広く言葉を獲得しないといけないんだということだと思うんですね」

「今のような『モリ・カケ問題』が起こるような社会、国、政府でですね、
歯止めを外したらまた7、8割軍事費という時代が来ないともかぎらないということをもう一度思い出す必要があります。

よく平和ぼけという言葉があります。私たちはお金をちゃんとそこそこは原則として民生に使うんだという憲法に守られていて、
もうそのありがたみが分からなくなっています。昔のことを思い出してみようと、よくシルバーの人ばっかり来ていると言いますが、当たり前です。
どうしてかというと、単に戦争のことだけはでなくって、その時代、そういった社会では社会保障なんかほとんど顧みなれなかったし、
女性は要するに家の中で社会保障がない分、家庭、家族に尽くせと言われ、めちゃくちゃだったわけじゃないですか」

 「ご高齢の方は体感しているんですよ。だから9条というと、言葉にしないけれど無意識のうちにそういう自分たちの何となく体験している暮らしの、
かつての非常に困った状態と言いますかですね、怖い状態がビビビっと連想されていくわけですね。だから来るんです。若い人はっていうと、
若い人はそれに関心がない訳じゃない。でも戦争についての記憶をぶち切られてしまって戦争をする国になったら、
君たちの大好きな奨学金もいろんなものも全部だめなんだぜということが理解されていないんです」

http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180503/plt18050316430010-n1.html