韓国大統領府は29日、文在寅(ムンジェイン)大統領と安倍晋三首相との電話会談の結果について発表した。文氏は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日の南北首脳会談の際、「北朝鮮はいつでも日本と対話する用意がある」と語ったと伝えたという。

大統領府によれば、文氏は金正恩氏に対して「安倍首相も北朝鮮と対話する意思があり、特に過去の歴史を清算して、日朝国交正常化を望んでいる」と伝えたという。

 安倍首相は文氏に対し、「日本も北朝鮮と対話する機会を準備し、必要があれば文大統領の助けを借りたい」と語ったという。

 北朝鮮関係筋によれば、北朝鮮当局は党幹部らに対して、米朝首脳会談が成功した場合、次に日朝首脳会談に臨む方針を示しているという。(ソウル=牧野愛博)

朝日新聞
2018年4月29日14時27分
https://www.asahi.com/articles/ASL4Y4JQBL4YUHBI00M.html