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4月27日に行われた会見で、麻生太郎財務相が財務次官によるセクハラ発言問題に対する対応について質問したテレビ朝日の記者に対し「テレビ朝日の取材能力のレベルがわかります」と語るなど緊迫したやり取りを交わす一幕がありました。

「そうですねって言ったら肯定語だと思いますが」

ぶら下がりの形で行われた会見の冒頭では、幹事社が質問を終えた後に数秒間の沈黙があったことから、それ以上の質問はないものと考えた麻生財務相が背を向けて退出しようとした際、後ろから怒鳴るように大きな声で「大臣!!」と叫ぶ記者が。

麻生財務相はすぐに振り返って「最初から聞けよ大きな声出さないで!」と苛立ちを隠そうとしないなど穏やかではない雰囲気の中、直後に「テレビ朝日です」と記者が質問を始めたことから麻生財務相は露骨に嫌そうな表情になってしまいます。

テレビ朝日の記者は財務次官のセクハラ問題における財務省の対応について「事実関係と受け止めを」「事実ではないということですか」「認定したかどうかについて教えて下さい」「被害を訴えてる女性に一言」と質問を連発、麻生財務相は記者の方を見ることもなく応じていましたが、「官房長に聞いて下さい」「官房長は一言も発しませんが」「じゃあ私が言うことはありません」と冷ややかなやり取りも。

こうした中、テレビ朝日の記者が「麻生大臣ご自身のセクハラに対しての認識は高いとお考えですか」と尋ね、「そうですね」と答えたところ記者が「そうですね?」と聞き返したことから麻生財務相はここぞとばかりに「そうですねって言ったら肯定語だと思いますが」「テレビ朝日の取材能力のレベルがわかります」と皮肉を呈していました。

麻生財務相は4月16日の参議院決算委員会でも福島みずほ議員に対し「持参してるっていうのは持ってきたっていう日本語です」と今回と似た形で受けこたえしていました(関連記事)。

(略)