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4月21日に東京の赤羽駅前で行われた街頭演説で、共産党の小池晃書記局長が「もう1回、やり直してもらおうではありませんか!」と衆院選に意欲を見せる場面がありました。

「もう1回、やり直してもらおうではありませんか!」

小池書記局長は演説の終盤で特定秘密保護法や安保法制、共謀罪を挙げて「憲法違反の法案を次々と強行」している上に「国政の私物化、情報の隠ぺい・改ざんによって憲法をことごとく破るような政治を何の反省もなく突き進んでいる」として安倍政権を強く批判。

こうした状況の中、国民の中に「安倍政権でいいのかという声が急速に広がってきている」と指摘し、「今声をあげずしていつあげるのか」と共産党への応援を人々に訴えかけていました。

そして来年の参院選における自身や吉良よし子議員への支持を求めた上、前回の衆院選で落選した池内さおり前議員を横に、このように述べていました。

小池「そして皆さん、去年の総選挙は、ウソで塗り固めて、議席を取ったんですよ!もう1回、やり直してもらおうでは、ありませんか!!」

支持者を前に解散総選挙への意欲を示した形の小池書記局長ですが、共産党は2017年10月の衆院選の際に、安倍首相が解散を決めるまでは総選挙への意気込みを見せていたものの、解散を決めた途端に「いったい何を問うのか」などと主張して批判を浴びていたことから、今回も仮に安倍首相が解散総選挙に踏み切った場合、小池書記局長のその後の発言に注目が集まることになりそうです。

共産党では志位和夫委員長が2017年7月初めの街頭演説で「我が党は速やかな解散総選挙を行うことを強く求めたいと思います!」と語っていた他(関連記事)、8月に内閣が改造された直後、小池書記局長が「内閣改造ではなく内閣総辞職、解散・総選挙が必要」と会見で発言したとTwitterで述べていました。

しかし、9月17日にメディアが解散を報じると一転、志位委員長は「一体、何のための解散か」また小池書記局長も「いったい何を問うのか」と態度を翻したことから(関連記事)、10月に行われたテレビでの党首討論で安倍首相が「直ちに解散しろと言ったのはですね、共産党の小池さんですよ」と指摘する一幕もありました(関連記事)。

(略)