NHK NEWS WEB 4月5日 7時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391401000.html


フランスのマクロン政権は、上下両院の議員定数について、3分の1を削減することなどを盛り込んだ
改革案を発表し、大規模なストライキを招いている国鉄改革に続いて、政治制度改革も推し進める姿勢を
鮮明にしています。

フランスのフィリップ首相は4日、記者会見を行い、マクロン大統領が選挙公約にも掲げていた
政治制度の改革案を発表しました。

この中で、国民から多すぎるという批判もある上下両院の議員定数について、3分の1を削減し、
上院を244議席、下院を404議席とすることや、有権者の声をより反映させるため、下院選挙に
比例代表を導入し全議席の15%を配分するとしています。

フィリップ首相は、「フランスの国民から長い間求められていた改革を実行に移さなければならない」と述べ、
今後、議会に法案を提出し、来年のうちに実現することに意欲を示しました。

一連の改革案に対しては、野党からの反発も予想されていますが、マクロン政権は、大規模なストライキを
招いている国鉄改革に続いて、政治制度改革も推し進める姿勢を鮮明にしています。