FNN PRIME 2018年04月06日 金曜 午前11:30
https://www.fnn.jp/posts/00290550HDK

「フェイクニュース垂れ流しのメディアがあることは問題だ」

「私はキャスターの〇〇です。このニュースは地域の皆まさに大きな責任があり、その意味で
質の高い公平な報道をお伝えできることを誇りに思うものです。しかし、最近無責任で一方的なニュースが
この国にはびこっていることに懸念を抱かざるを得ません。
ネット上では偏った嘘のニュースが当たり前のように流布されていますし、そうしたフェイク・ニュースの真偽も
確認しないでタレ流ししているメディアがあることはもっと問題です。
不幸なことに、メディアの中にはその立場を利用して偏った考えや政治思想を押し付けて人々の考え方を
支配しようとしていますが、これは民主主義にとって極めて危険なことです。(後略)」

先月から米国のシンクレア放送系列の地方テレビ局で、ニュース中にキャスターがこういうコメントを伝えはじめた。

米国で「メディアを信頼できる」人はわずか32%

シンクレア放送は全米に193のテレビを系列下に持つ米国最大のテレビ・ネットワークで、
トランプ大統領を支持していることで知られる。

この放送にまず反応したのが、トランプ大統領が『フェイク・ニュース』と目の敵にしているCNNで、
「コメントはトランプ大統領の口ぶりそのままで、なおかつキャスターの言葉のように聞こえるが、
実は放送局側で用意された文章を強制的に読まされているのだ」と批判した。

その一方で、トランプ大統領はご機嫌で
「シンクレアを批判するフェイク・ニュースはひどい嘘つきの集団だ。シンクレアの方がはるかに優れている。
CNNやNBCはジョークに過ぎない」(上記ツイート)
とツイートした。

折も折、米国人のメディアに対する信頼度は過去最低水準になったと世論調査会社ギャラップが発表した。
ギャラップでは1977年以来調査を行なってきているが、当初72%あった国民のメディアに対する信用度も
その後年々減少する一方で、一昨年には「メディアを信頼できる」とした人はわずか32%になってしまったと言う。


(続きは記事元参照)