時事ドットコムニュース(2018/04/05-19:09)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040500914

 陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報の存在が1年以上も公表されなかった問題をめぐり、与野党の対立が5日、
激化した。野党は同日の衆院本会議を欠席、法案審議の日程協議も当面、拒否する構えだ。
真相究明に向けては、稲田朋美元防衛相、岡部俊哉前陸上幕僚長の国会招致や集中審議開催を求める方針だ。

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は5日、国会内で自民党の森山裕国対委員長と断続的に会談。
「国会と国民を欺き続けたことは極めて重大だ。問題の全容解明は国会の責務で最優先の問題だ」として
与野党国対委員長会談の開催を求めた。

 これに対し、森山氏は検討する考えを示すにとどまった。

 立憲、希望、民進、共産、自由、社民の6野党は「国会審議の前提が崩れた」(辻元氏)として
衆院本会議を欠席。予定されたバリアフリー法改正案の趣旨説明と質疑が見送られた。参院外交防衛委員会では、
防衛省設置法・自衛隊法改正案の採決が行われなかった。衆院憲法審査会の幹事懇談会なども開かれなかった。