『旧優生保護法
「執刀は時代の要請」当時の考え誰が責任を』

記憶にある限り、精神科医らが県の審査会に提出してくる強制不妊手術の申請書について、「適」との判断は当然の流れだった−−。関東地方で開業している60代男性医師が証言した。

 自治体職員だった約30年前、旧優生保護法(1948〜96年)に基づく審査会の事務局だった。ベルトコンベヤーの上を流れゆくように、申請書は通り一遍の審査で認められた。「(委員の)誰からも疑問の声が上がったことはなかった。粛々と議事は進み、紛糾したこともなかった」

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会員限定有料記事 毎日新聞2018年3月29日 22時51分
https://mainichi.jp/articles/20180330/k00/00m/040/181000c